1. デジタルマーケティングの本質の理解と何故取り組むのかを考える
講師: 石井 龍夫 氏(トレジャーデータ株式会社 エグゼクティブフェロー)
デジタルの浸透により、生活者を取り巻くメディア環境が時々刻々と変化する中、
モバイルやSNSにより生活者相互も常時つながるようになった。
結果として生活者のライフスタイルが多様化し、消費に対する意識も
目まぐるしく変化している。
このような環境変化に対応するため、広告主企業はこれまでの成功した
ビジネスモデルを見直し、マーケティングの革新を余儀なくされている。
参加者には、マーケティングにおいてデジタルが何を変え、一方で
普遍的なものは何かを考えつつ、AI活用も含めたマーケティングのデジタル化
のためのキーポイントを学んで頂きたい。
2. アドテクノロジーの変遷と果たす役割、今後のデジタルマーケティング
講師: 林 孝憲 氏(楽天グループ株式会社 Commerce & Marketing Company Marketplace Business Ichiba Advertising Department Vice General Manager)
デジタル広告では様々なアドテクノロジーが存在し、また新たに生まれてきています。
表層的なテクニックに惑わされず、そのテクノロジーが生まれた背景を知り、
マーケティング全体においての位置づけ、役割を俯瞰して理解しておくことが
必要です。
押さえておくべきアドテクノロジーの中身やその向き合い方などを
ご紹介していきます。
3. Webガバナンスの重要性と実践:リコーのグローバル事例から学ぶ
講師: 菱沼 大輔 氏(株式会社リコー コミュニケーション戦略センター ブランド戦略室 ブランディンググループ)
企業のWebサイト運営における重要なガバナンス要素を紹介します。
リコーの実例を基に、実践的なガバナンス運用を学びます。
ブランドイメージの統一、セキュリティ強化、Webアクセシビリティの確保、
運用効率の向上を目指す具体的なアプローチを提供します。
4. 企業SNS担当者の役割と、アカウント運用のポイントについて
講師: 岸田 真由子氏(パナソニック コネクト株式会社 デザイン&マーケティング本部 コミュニケーション統括部 パブリックリレーションズ部 コーポレートPR課 デジタルコミュニケーションエキスパート)
ソーシャルメディアは企業活動において多様な役割を果たしています。
コンテンツ発信だけでなく、リスク管理、運用体制、ガバナンス、
従業員リテラシーなど担当者に求められる役割も広範囲となりますが、
それぞれの基本的な部分を網羅的にお伝えします。
また、主要なSNS(Facebook、Instagram、X、LinkedInなど)の現在地と、
その特性を踏まえた、実践的な企業SNSアカウント運用のポイントを、
事例を交えてご紹介します。
5. クリエイティブディレクションにおけるデジタルスキル・マインドの重要性
講師: 鈴木 曜 氏(GREAT WORKS 取締役CCO / 貝印株式会社 上席執行役員CMO CCO)
近代は、デジタルメディア・SNS・AI等の台頭が、伝達方法の多様化や
世論の醸成方法に変容をもたらしています。
そのような中、事業会社の担当者も積極的にクリエイティブ制作や
コミュニケーションプランニングに携わる必要に迫られています。
本講座では新しい技術を活用した表現製作及びSNSや自社メディアにおける
顧客や社会への発信内容をディレクションするノウハウを、
実例を用いて解説していきます。
6. データドリブンマーケティングの必要性と指針
講師: 佐藤 康平 氏(株式会社ファンケル 通販営業本部 デジタル推進部 コミュニケーション企画グループ 課長)
今やデータドリブンマーケティングの導入は避けて通れない重要な課題です。
事業会社にて、データ活用をメイン担当として多くの試行錯誤を経験してきた中で
感じたデータドリブンマーケティングの必要性と、具体的な進め方について、
実際の事例を交えながらお伝えします。
成功した具体的なアプローチやノウハウを共有することで、皆さんの日常業務に
役立つヒントを提供したいと考えています。
デジタル時代を生き抜くマーケティング戦略構築の参考にしていただければ
幸いです。
7. 多様な顧客を幸せにする情報のユニバーサルデザイン
講師: 関根 千佳 氏(株式会社ユーディット 会長 兼 シニアフェロー)
あなたが作る情報は、受け取る人を幸せにしていますか?
Webサイトやモバイルアプリは、多様な年齢や環境のお客様や社員に、
使いやすいユニバーサルなものですか?
欧米を始め多くの国では、デジタルアクセシビリティが法律で義務化され、
情報端末も電子書籍も日本から輸出できません。
環境と同様に、人によくないものはSDGs的に存在が許されないのです。
良識ある企業として世界で認められるために、日本に求められる
情報のユニバーサルデザインについてお話しします。
8. 目的・目標達成のための実務で知っておくべき分析・アクセス解析の基本
講師: 若林 純 氏(サントリーホールディングス株式会社 グループ会社経営推進部 課長)
アクセス解析は、各施策の目的や目標値に対する到達度、課題を分析する
活動ですが、分析自体が目的化、何となく定点で追ってしまうケース、
逆に目的を決めないまま、とりあえずデータを見てみる、といった対応も
散見されます。
本講座では、普段あまりWebアクセス解析になじみの無い方を対象に、
ツールの使い方や技術の話に寄りすぎず、認知目的の活動や、ECなど
販売・顧客獲得系の活動など、実務におけるそれぞれの活動目的別での
アクセス解析の基本を説明します。
またWebで計測できる数字のなかでも、特に見るべき数字はどこかなど、
実務におけるアクセス解析の基本事項について、全体把握できる様になる
ことを目的とします。
9. デジタル/AI時代のB2Bマーケティング
講師: 関口 昭如 氏(パナソニック コネクト株式会社 デジタルカスタマーエクスペリエンス エグゼクティブ、(兼)ヴァイスプレジデント 現場ソリューションカンパニー)
デジタル/AIが当然となった市場、顧客、自社において、B2Bマーケティングは
どうこれらと向き合って行っていくのか?
デジタルマーケティング、デジタルカスタマーエクスペリエンスを
B2Bマーケティングならではの視点で紐解きます。
一部簡単なワークショップなども行いたいと思います。ご期待ください。
10. ネット広告の透明性:アドベリフィケーションの実態とは
講師: 小林 秀次 氏(株式会社日本経済新聞社 プラットフォーム推進室 マーケティング&グロースG 部長)
デジタル広告市場の成長が目覚ましい一方で、
「ブランド毀損に繋がる面に広告が表示されていた」
「そもそも広告自体が閲覧される機会になかったのにカウントされていた」
等のデジタル広告の透明性に関わる問題が発生しています。
こうした背景を踏まえて、広告の透明性を検証する仕組みである
「アドベリフィケーション」についての理解を深め、広告運用において
気を付けるべきことを解説していきます。
11. B2C CRM概論と実践
講師: 安室 敦史 氏(株式会社SUBARU 国内営業本部マーケティング推進部宣伝課 課長)
本講義ではB2CにおけるCRMの概念とその構成要素、実務実践における
ポイントを説明します。
受講者は本講義を通じ、所属企業でCRM関連議論に参加・発言できる
レベルの知識を得ることができます。
伝統的なマーケティング概論とあわせてCRMを理解することで、思考の幅がうまれ、
業務アウトプットの質の向上が期待できますのでぜひご受講ください。
12. 法律・セキュリティ&インターネットリスク(1) 〜著作権、商標、不当表示、個人情報保護など
講師: 太田 良典 氏(弁護士ドットコム株式会社 開発本部 技術戦略室 PSIRTチーム)
WebやSNSを通じたネットでのコミュニケーションには、さまざまなリスクも
あります。
このセッションでは、主に法令の観点でのリスクについてご紹介します。
実際に問題となった事例を取り上げながら、Web上で問題になりやすい法規制や、
誤解されやすいポイントなどを説明していきます。
13. 法律・セキュリティ&インターネットリスク(2) 〜セキュリティ事故のリスクとその対策、事故対応
講師: 太田 良典 氏(弁護士ドットコム株式会社 開発本部 技術戦略室 PSIRTチーム)
Webサイトは時にセキュリティ事故を起こすことがあります。
Webサイトの改ざん、停止、情報漏洩といった事故は、組織そのものを揺るがす
こともあります。
このセッションでは、実際のセキュリティ事故の事例を取り上げながら、
セキュリティ事故の危険性と、事故に備えるための対応について説明します。
14. MarketingResearchによるユーザー理解
講師: 森田 有紀子氏(ユニ・チャーム株式会社 GlobalMarketingCommunication本部 DigitalMarketing統括部Media推進部部長)
市場や消費者理解のための定性・定量調査の概要とポイントについてご説明します。
インターネット上の接点が増加し、従来のアスキング調査だけでは消費者理解が
難しくなっている現状を踏まえ、観察やログデータと組み合わせることの
重要性についても触れたいと思います。
15. 変化するメディアに対する、お客様ファースト目指したメディアプランニングとPDCA
講師: 村岡 慎太郎 氏(ネスレ日本株式会社 コンフェクショナリー事業本部 インツーホームマーケティング部長)
多種多様化するメディアの中、お客様によって、選択するメディア、そのメディアの
受容性も変化しています。
その変化に対して、お客様ファーストの重要性について考えていきたいと思います。
メディアプランニングを行う上でのブリーフ、実行、PDCA、事例を含めてお話したい
と思います。